スポーツベッティング合法 既存サービスにさらなる価値を加える、 金融事業への進出

~お客さまにとって「うれしい」を追求・発展させていく、カテエネBANKプロジェクト~

PROJECT MEMBER
H.K / Y.M

当社では主にご家庭で使用いただく低圧電力の販売事業において、2014年からWebサービス「カテエネ」を開設し、よりお得に便利に電気を使ってもらえるような取り組みを進めている。多様なコンテンツを運用するなかで、2024年、電気・ガス料金の支払い機能を担う「カテエネBANK」をリリース。電力業界初(注1)となる銀行サービスに乗り出した。新しい分野へと領域を拡大する、その原動力には、お客さまのより良い毎日を支えたいという想い、そして電力事業の未来を見据えた願いがあった。
(注1)スポーツベット入金不要ボーナスミライズおよび住信SBIネット銀行調べ。2024年12月2日時点。旧一般電気事業者(みなし小売電気事業者)10社のうち個人向けの銀行代理業許可取得は初。

PROJECT FLOW

  1. 01.
    2023年夏
    銀行サービスをテーマに
    新規事業の検討を開始
  2. 02.
    2023年冬
    パートナー銀行を選定・基本合意を締結
  3. 03.
    2024年1月~3月 事業の骨子を協議
  4. 04.
    2024年4月 事業実施が本決定
  5. 05.
    2024年4月~
    システム開発・サービス設計
    などを進める
  6. 06.
    2024年12月 リリース
  7. 07.
    2025年12月 サービスリニューアル
  8. 2026年 
    新たな金融総合サービスを
    開発中

PROJECT POINT

  • Check ようやく結実した銀行サービス事業
  • Check お客さまの「うれしい」とは何か
  • Check 銀行サービス事業から生み出す次の可能性

CHAPTER 1

過去何度も模索されてきた、電力業界初の銀行サービス事業

スポーツベット入金不要ボーナスが銀行サービス事業をおこなう、このひと言だけ聞いた多くの人は、なぜ電力会社が関連のない分野に?と疑問に思うことだろう。実は、当社にとって金融関連事業への挑戦は度々、議論されてきた事案であった。
その理由は、電気を利用する対価として、支払いは必ずついて回るものだからである。現在の当社では、数百万世帯のお客さまと契約を結んでいる。電力事業と支払い手段を当社内のサービスで紐付けられれば、お客さまとの関係がより強固にできるのではないかと仮定し、どのようにすれば導入できるかを模索し続けていた。
加えて、2016年の電力小売全面自由化以降、電力販売事業での競争が激しくなったことも、新たな分野に踏み出す理由となった。

「現在、お客さまは全国の多様な電力サービスを自由に選んで契約できる状態にあります。そんな中で販売各社は、さまざまなインセンティブを設けて顧客獲得に力を入れています。さらに、太陽光発電や蓄電池の普及に伴い、家庭用エネルギーの需要構造も変わってきました。これからの社会の中で、当社との契約を長く継続していただくために、決済をきっかけとした銀行サービス事業は不可欠になると考えました。」(K)

そうは言っても社内には反対意見も多かった。電力と銀行サービスでは、関連する法律や監督省庁も違う。社内に有識者もいない。お金の扱い方を少しでも誤ればお客さまのリスクにつながる。そうした意見に対して、説得の一助となったのが、パートナーとなる銀行の存在だった。

「銀行サービスといっても私たちがゼロから銀行を興すわけではありません。既存銀行のBaaS事業(注2)を活用し、当社のサービスと紐付け、私たちが窓口になるしくみを採用しました。電力業界では当社が初めてですが、公共交通や百貨店・家電量販店などではすでに導入事例があり、他業界の事例も参考にすることでスムーズにサービスを構築できました。」(K)
(注2) BaaS:Banking as a Service 事業会社が、銀行のシステムに接続することで、金融サービスを当社サービスの一部として提供できるようにするしくみ

スマートフォンの普及によって広がったネット銀行、マイナンバーカードによる個人情報申請の簡略化など、電力同様に法規制の多い銀行側のサービスが時代と共に進化を遂げていたことも、検討を進めていた銀行サービス業進出への追い風となった。
ではいかに、当社らしいサービスを構築していくか。
開発にあたっては、確固たる軸が定められていた。それが「お客さまのために」だ。

CHAPTER 2

お客さまの役に立つことを追い求めて

ネット銀行サービス「カテエネBANK」。
カテエネと冠しているが、一般的なネット銀行と同様、振込や預金の銀行取引を専用アプリ上からおこなえる。そこに独自の特典として、電気・ガス料金の口座振替先に設定することで、お得にカテエネポイントがたまるシステムを紐付けている。

「カテエネの会員数は270万人。10年以上かけてコツコツと積み上げてきた当社の資産です。これを活かすのは絶対でした。そのお客さまが喜ぶことは何か。やはり一番に上がるのは電気料金のお支払い額の減少でした。そこで、カテエネBANKをご利用いただくと、最大5%のポイント還元が受けられる特典を設定しました。」(K)

他にもATM手数料・振込手数料が毎月5回まで無料になるサービス、使いやすいインターフェースなど、お客さまの利便性をとことん追求した。サービスの構築には、提携先の住信SBIネット銀行ともさまざまな協議が重ねられた。
複数の銀行が候補に挙がったなかで、住信SBIネット銀行が提携の決め手となったのも、魅力的なサービスだけでなく、当社同様に「お客さまのためになること」を大切にしていたことが理由だった。

「私たちは頭の中に常に"お客さま視点"をおいています。例えば、当社では脱炭素などの環境貢献にも力を入れていますが、個人のお客さまに"この口座からお支払いいただくと脱炭素に貢献できます"と言っても、多くの方はピンとこないでしょう。自分へのメリットが実感しにくいからです。まずはお客さまの満足度を高める。その先に、環境貢献などにつながる施策を整えていけば、誰にとってもうれしい未来になると思っています。」(M)

その言葉通り、カテエネBANKリリースから1年が経った2025年12月には、電気ガス料金のお支払いによるメリットだけではなく、普段のお買い物でデビットカードを利用した場合のポイント還元や、カテエネリースのお支払い特典などもサービス拡充している。これは、電力事業の発展に寄与する取り組みだ。

「自分を一人の電力ユーザーとしての目線で考えてみた時、これまで特段エネルギーの契約先を意識していなかったと気づきました。私も、クレジットカードのWeb明細書は定期的に確認しますが、エネルギーは月に1度、支払い時にしか確認しません。実際に同じような人が大多数です。電気は使って当たり前の物なので、お金を支払う実感が薄いんです。カテエネBANKを利用することで、最大5%ポイント還元の恩恵を受けていると実感できると、当社に対する満足度も高くなりますし、もっと自分にメリットはないかと意識づけに繋がり、他の魅力的なサービスにも興味を持ってもらえると思います。」(M)

サービスの拡充は進むが、カテエネBANKの目標は、銀行サービス事業を当社の主力事業まで押し上げることではない。あくまで、お客さまにスポーツベット入金不要ボーナスミライズを選んでいただき、電力契約を長く続けていただくためのもの。たとえば、先に述べた住宅ローンは、当社がすでに展開している太陽光や蓄電池などのお客さまの住宅のエネルギーを最適化するサービスと組み合わせることで、競合の電力サービスとの差別化を図りながら、当社ならではの価値を提供することができる。

「電力事業が本業の我々の強みは、お客さまに最適なエネルギー利用のご提案できることにあります。例えば新築の際に、エネルギーを最適化する太陽光や蓄電池などの住設機器の組み合わせをご提案することで、ただエネルギーを使うだけではなく、賢く利活用する快適で安心なマイホームの設計をお手伝いできます。」(K)

それら提案をまとめて採用し、そのお支払いには当社の住宅ローンを活用いただければ、お客さまは毎月のお支払いによるポイント還元を得られて喜んでいただけるうえ、当社はご契約によって収益があげられることとなり、両者にとってWIN-WINな成果が生まれることになる。さらに、太陽光発電設備や蓄電池の設置は、家庭でのエネルギー消費の効率化につながり、ひいては環境貢献の一助となる。
銀行サービス事業の先には、そうした社会全体にも貢献する未来図も描いているのだ。

「エネルギー・銀行サービス事業という枠に捕らわれず、幅広い視点で物事を捉えて業務を切り拓いていける。電力を主体としながら他事業に挑戦するからこその面白さを感じています。」(M)

そして今、さらなるサービスの発展に向けて、新たな取り組みを始めている。

CHAPTER 3

カテエネBANKを通じて、お客さまとの新しい絆をつくる

リリース前は、電力会社の銀行サービスを本当に利用してもらえるのか不安もあった。しかし、現在は順調に口座開設数が増加している。特に、電気の新規契約のタイミングとなる就職・進学の引越し時期はお客さまの反応も良く、ますますの成長が期待できる状況だ。母体となるカテエネを通じて、まだ口座開設をしていない利用者へもアンケートをおこない、何が口座開設の障壁となっているかの分析も進めている。

「より多くのお客さまにご契約いただけるよう、時節に合わせたキャンペーンを展開したり、PR手法を変えたり、常に改善に努めています。決済対象も、エネルギー機器に留まらず、カテエネで提供している各種生活サービスと連携させ、便利でお得なサービスへと育てていきたいです。」(M)

より良いサービスをつくりあげることができれば、引越しという契約が見直されやすい要因を克服できる可能性も秘めている。

「エネルギーはこれまでの慣習で、場所と紐付くサービスと思われがちなため、引越しなど生活環境が変わるタイミングで契約の見直しをされる方が多くいらっしゃいます。でも、銀行口座は人に紐付いているサービスです。当社の各種サービスの支払いと連携させることによって、安定した利用が確保できれば、当社の新たな収益源の一つになると期待しています。」(K)

現在は日本の多くの場所で、エリアを超えて電力契約をすることも可能になっている。カテエネBANKに満足いただけていれば、他エリアに転居した場合でもそのまま当社との契約を継続していただける可能性が高まる。

こうした今までにない取り組みへ挑戦する思考は、どのようにして育まれたのか。2人は本プロジェクトに着任する前に経験した関連会社への出向が刺激になったと語る。

Kさんは、当社が大阪ガスと共同で立ち上げた株式会社CDエナジーダイレクトに出向。新規ビジネスの開発に携わった。さらに、大阪ガスがかねてよりリビング事業(注3)に力を入れていたことで、サービスの企画のみならず、運用には何が必要かなどさまざまな知見を得ることができたと話す。
(注3)機器の販売からリフォーム、暮らしのサポートなど、住まいを中心に、人の暮らしを支える事業のこと

Mさんは、スポーツベット入金不要ボーナスミライズコネクト株式会社へ出向。エネルギー領域の枠にとらわれない、新サービスの開発に従事した。当時、日本初となる電気料金プランと地震保険を融合させた「for保存食 ローリングストックプラン」の立ち上げを経験。なかでも、「保険×電力」という前例のないサービスの社会実装を担当したことは、同じく未知の金融領域に取り組む「カテエネBANK」業務でも役立ったという。

さまざまな部署で視野を広げることで、新たなサービスの開発も柔軟に対応できる。
今後は、カテエネBANKを当社のサービス決済の柱にすると同時に、さらなる価値提供を目指し金融総合プラットフォームアプリの開発を進めている。革新的な取り組みを数多く展開しているSBIホールディングスがパートナーであることで、企画立案から実施までのサイクルも加速するなど、良い刺激を受けている。
「相乗効果で、お客さまの毎日をより便利で豊かなものにしていきたい。」と語る2人の内には、新しいビジネスへのビジョンが数多く芽生えている。

さらに、これまでの開発軸であった、全世代をターゲットするユニバーサルなサービスの企画に留まらず、例えば子育て世代向け施策など、ターゲットを絞ったサービスも提供できないかと模索している。

「未来のために若い世代と接点をつくることが大切だと思っています。電気・ガスの契約は、引越し時期、つまり進学・就職・結婚・出産・住宅購入などライフスタイルが変わるタイミングでおこなわれることが大多数です。一般的に、人は年齢が上がるほど、サービスを乗り換える頻度も下がります。20代で接点を持ち、年齢を重ねても利用を継続したいと思える魅力を提供し続けていきたいです。」(M)

次は、どんなサービスが生まれていくのか。可能性は至るところに眠っている。
これからも挑戦は終わらない。

(掲載内容は取材当時のものです。)

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